9月24日(水)ふるさと難波紹介(3)
2025年9月24日 09時07分秋分の日を前後に日中の気温も落ち着き、秋風をも感じるようになりました。前回「地域紹介」として、子供たちが登下校時の通学路として使っている道々にあるお地蔵様を紹介しました。今日も中通地区や下難波地区に祭られているお地蔵様を紹介します。
中通地区のある角道に大きな木があり、そこにお地蔵様と五輪塔等が祭られています。ここのお地蔵様は、お地蔵様の後ろが船の形をした飾りを付けた舟形地蔵様です。また、五輪塔等の大小いくつかの石塔が祭られています。供養塔の1つであり、地域の歴史を感じるものです。こちらも地域の方の手できれいに整地されています。
中通地区から下難波地区に向かう道のT路に「湯川の神様」とありました。諸説ありですが、地域の人々や農業で飼っていた牛や馬などを病から守る神様を祭っているそうです。しきびをお供えして、こちらも地域で大切にされていることが伺えます。
下難波地区の大通寺の手前の通りには、庄地区や上難波地区と同様、立派なお堂に祭られているお地蔵様があります。こちらも地域の方々がきれいにお祭りしています。お地蔵様の右側には、馬頭観音様が祭られていました。馬頭観音様を祭っているところは、動物や家畜の安全、旅の道中の安全等を祈願しています。交通の難所や人の往来が多かったところに祭られることが多いようです。
下難波地区の196号線近くまで行くと、幟が立ち、祠の中にお地蔵様と馬頭観音様が祭られていました。こちらも他と同様にきれいに祭られていました。信心深さを伺い知ることができます。入り口には、「遍路道石碑」があり、道順を示していました。難波地域から浅海地域につながる「鴻の坂」の峠を案内するものです。ふもとの難波側には、弘法大師(空海)ゆかりの「鎌大師」があります。
前回同様、今回紹介した4か所のお地蔵様等も歴史があるもので難波地域が歴史深い地域であることが分かります。また、地域の手で長い年月、大切に祭られていることが分かります。難波っ子が地域学習をする際、ご近所の方でご協力いただける方はぜひご説明をお願いします。学習した難波っ子が次の担い手になれたらいいなと思います。