卒業式が終わりました
2018年3月22日 12時33分卒業式が終わりました。
6年生の立派な態度・歌声、在校生の歌声、とっても素晴らしく、厳粛に卒業式が終わりました。
【校長式辞】
桜のつぼみも、日ごとにふくらみ、春の訪れを感じさせるこのよき日に、松山市役所北条支所分室長様を始め、多数の御来賓、保護者、地域の皆様の御臨席を賜り、平成二十九年度卒業証書授与式を盛大に挙行できますこと、厚くお礼申し上げます。
さて、卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。皆さんはこの六年間、よく学び、よく遊び、たくましく成長しました。特に今年度は、最高学年としての自覚をもって活動し、全てにおいて全児童の模範となりました。
六年生の合言葉の「六年生三つのC Change Challenge Chance」をまさに実践してくれました。
相撲の練習後の土俵の整備を、率先して心を込めてする姿。運動会での気合の入った、応援リーダー。陸上の練習における大きな掛け声でのランニングやきびきびとした集合の態度。縦割り班で、下級生に優しく声をかける姿など、六年生にふさわしい立派な態度でした。
思い起こすと、私が赴任した昨年度。五年生の時は、まだまだ幼さが残り、時にはふざけすぎたり、わがままだったりする姿をよく見かけました。ところが、六年生になってからの成長は目を見張るものがあり、まさしく、Changeし、しっかりとした最上級生として活躍してくれました。ありがとう。
もう一つの六年生の合言葉に「未来の君が、今の君に、きっと感謝する」というのがあります。この六年生での、Changeした姿は、中学校で、そして、これからの長い人生の基礎となるものでした。未来の自分が、今の自分に感謝できるよう、これからも自分を成長させてくれるであろうChanceに勇猛果敢にChallengeしていってください。
さて、君たちも記憶にまだ新しい、平昌オリンピック。たくさんの感動と教訓を私たちに届けてくれました。
私は、特に、女子スピードスケートで金メダルを獲得した小平奈緒選手のとった行動に感銘を受けました。
想像を絶する質と量の練習をした努力のすごさと金メダルをとった栄光の素晴らしさに尊敬の気持ちをもつのははもちろんですが、それだけではありません。500M決勝で自分が滑り終わったときに、オリンピック記録が出て、騒然とした場内に向かって、次の選手が集中できるように「しっ」と口に人差し指を当てた行為。。開催国の重圧を背負い、三連覇を狙っていたものの残念ながら銀メダルしか取れず、涙するイサンファ選手に近寄り、「がんばったよ。今でも尊敬しているよ。」と声をかけ、励まし、一緒にそれぞれの国旗を振って場内を滑った姿。小平選手を精神面、金銭面で応援してくれた相沢病院や指導者への感謝の言葉。
単に金メダルをとったというだけでなく、やさしさ、思いやり、友情、感謝、謙虚さなど、人間的な魅力一杯の小平さんに世界中が称賛を送っているのだと思います。
インタビューで「金メダルをもらうのは名誉なことですが、どう人生を生きていくかが大事になると思う。」という言葉を残しています。
君たちも、これから、金メダルを取るようなすごい人になるかもしれません。時にはつらく悲しいときが来るかもしれません。でも、結果でなく、心豊かに日々を確実に生きていくことが大事なのです。
まさしく卒業という晴れやかな君たちに、「金メダルをとることよりも、どう人生を生きていくかが大事」という言葉を送ります。
保護者の皆様に一言お祝い申し上げます。本日は、お子様の晴れの御卒業、誠におめでとうございます。たくましく成長されたお子様を前にして、感慨もひとしおではないかと思います。またこの六年間、本校に対しまして深い御理解と御協力をいただき、本当にありがとうございました。
最後になりましたが、御臨席いただきました御来賓の皆様、地域の皆様には卒業生並びに本校教育への格別の御理解と御支援に深く感謝申し上げます。
卒業生の輝かしい未来が、一層飛躍することを心から祈念して式辞といたします。
平成三十年三月二十二日
松山市立難波小学校長 木村 勝也
卒業式後、学級でのお別れ式を終えた後、離校式がありありました。
5年生から一人一人に花束を贈呈。
担任を先頭に、在校生の花道をお母さんと一緒に通り、正門から旅立っていきました。
卒業生が、校長室に戻ってきてくれ、花束と寄せ書き等を校長先生にプレゼントしてくれました。
おめでとう、そして、ありがとう!